ソロバンの珠を弾くときの指の動きは、①1珠を親指で上げる、②1珠を人差し指で下げる、③5珠を人差し指で上げる、④5珠を人差し指で下げる、の4通りです。そして、実際の計算の中で①〜④は組み合わせで現れます。例えば「4+3=7」の場合、親指で1珠4個の上げ、人差し指で5珠を下げ、1珠2個を下げる、ですね。
また「6」「7」「8」「9」のように、①と④を使って同時に挟む(抓む)ような弾き方をする場合もあります。
こうした指の動きを、より速く、より滑らかに動かす練習としてとても良いとされる数があります。それは「165」です。下記の矢印のように「165」を何度も何度も足していくのです。165→330→495→660→825→990→1155→1320→1485→1650。「1650」を「165」と見なして繰り返し続けていきます。この動きの中に全てのパターンが含まれているため準備体操には最適です。
さらに、滑らかさの追求のため手が上下振動しないように、手の甲に10円玉を置くなどすれば、さらに訓練効果が上がりますよ。試してみてください。
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